news zeroに出演している米津玄師さんのインタビューをたまたま拝見しました。
最近の邦楽にはあまり興味がなかったのですが、米津玄師さんは「lemon」という曲を聴い他ことをきっかけに心震え、気になっていたアーティストさんの一人でした。
今回のインタビューは、最近リリースされた米津玄師さんの新曲「馬と鹿」についてがメインのインタビューでした。
「馬と鹿」はどのように誕生したか?
今年作った曲の中で一番難しかった曲という「馬と鹿」。
毎晩、米津玄師さんがご自身でスポーツゲームを見て、この選手達の思いなどをどのように伝えられるか、考え抜いて生まれた曲とのことでした。
さて、インタビューには続きがあり、同じCDに収録されている、「でしょましょ」の誕生秘話についても語られました。
米津玄師さん、やっぱり相当に思慮深い方です。
「でしょましょ」は、 最近報道された連続殺人事件や、京アニの放火事件など劣悪な犯罪が普通に起きてしまう時代になったことを危惧し、またSNSで当たり前に広がっている劣悪な言葉にどういうスタンスで自分がいれば良いのかを考えて作った曲だそうです。
異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ
非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな
今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ
るるらったったったった
「でしょましょ」より
本当にこんな世の中で、悩み多い人にとって、なんだか共感できる歌詞。
暗い中にも、前を見ている感じがなんだか励まされます。
最近のアーテイストでここまで社会問題などに目を向け、深く考え、曲を書いている人は少ないのではないでしょうか。
巷に溢れる恋愛ソングと比較してはまた違う話になってしまいますが、こういう曲が頭に残って、また心にしみて、そしてインタビュー中のひとつひとつの言葉の選び方を聞いても、本当に天才的でアーティストとしての影響力がすごい方です。
また、米津玄師さんは、アーテイストとして、対岸にいる人が、もし真逆の意見を持っているときそれを聞ける人でいる、調和を大切にしているとも語っていました。
馬と鹿
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- アーティスト: 米津玄師
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- メディア: CD
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- 01. 馬と鹿(TBS系 日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』主題歌)
- 02. 海の幽霊
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