以前は、街中で捜し求めて歩き回ってしまうくらいありがたい存在だった電話ボックス。
最近は、ご存知の通りケータイ電話の普及で絶滅の危機に瀕してます。
そんな中、去年から話題になっている、ニューヨーク発の賢くてありがたいプロジェクトご存知ですか?
その名も「LinkNYC」計画。
NYにある10,000台ほどの公衆電話ボックスを、無料Wi-Fiアクセス、充電、市内無料通話などが可能なステーションにするという、内容の計画。普段スマホやタブレット、PCを使っている人からすると、本当にありがたい計画ですよね。
でも、このプロジェクトのすごいところは、そこだけではないのです!
このプロジェクトNY市がバックにいるのですが、だからと言って税金を使ってないのです!!
市が進んでこようなスポットを作ってくれるだけで
「さすがアメリカ、NYだなぁ~」
と思うのですが、
このプロジェクトのナイスな特徴は、広告売上で設置するという、納税者に負担をかけない点。
さらに、このプロジェクトのため、フルタイムでの雇用の場も生み出しています!
日本の行政にも、「市民の暮らしやすさを提供する」「税金を大切にするための工夫をする」と言った面も含め、いろいろと見習ってほしい姿勢です。
(もちろん、多くの公務員の方々がいろいろなしがらみのかなでご苦労もされているのでしょうが・・・)
さらに、このデザイン何と日本人が関わってます!。NYの地下鉄車両をデザインした宇田川信学さんという方が設立に携わったデザイン事務所Antenna Designが担当しているとのこと。
なんか、こんなすごいプロジェクトに日本人が関わってるって聞くだけでうれしくなります^^
【さて、このLinkNYCの主な特徴まとめてみました】
■1Gbpsの高速通信の速度で、24時間365日無料インターネットアクセスが可能
■税金を使わず、電気代などもすべて広告費用でまかなう
■地元の雇用を生み出す
■統合された照明と洗練されたアルミ系デザインで、歩行スペースを妨げない(Antenna Design携わる!)
■広告&公共サービスのアナウンスを提供するための優れたディスプレイ表示システム
■タッチスクリーンディスプレイ、音声認識機能つきのAndroidタブレット搭載
■911(アメリカのポリス!)、311(苦情センター)への緊急通報ができる
■USB充電器、ヘッドフォンジャックの搭載
なんか、すごく近未来的で、オシャレで、いろいろと詰まったこのプロジェクト。
2015年の終わりまでには、NYの5区、10,000スポットで始動するんだとか!
これ、オリンピック前に日本にもほしいです!
日本の行政関係者の方、よろしくお願いします^^
参考 : CityBridge | LinkNYC