先日開通した北陸新幹線。
今まで、東京から新幹線でアクセスしやすかった新潟県は、その周辺の県の中でもそれなりに発展を続けていましたが、今後北陸新幹線の影響により、富山県、石川県に大企業が移転するなど急速な発展が予測されるため、これからは更なく努力なしには近隣の県の勢いに押されてしまうかもしれません。東京ー金沢間を最短のおよそ2時間半で結ぶ最も早い新幹線「かがやき」は、新潟県内の上越妙高駅、糸魚川駅には、停車しないということで、新潟県知事が怒ったという話も話題になりましたね。
さてさて、と言うわけで新潟県の応援もかね、先日日帰りで訪れた現在開催中のイベントをご紹介させて下さい。
最近、吊るし雛が都内でも結構話題になっていますが、今回ご紹介するのはそのお雛様のイベント。
南北に細長い新潟県の上の方にある村上市では、現在「城下町村上町屋の人形さま巡り」と題して、江戸時代から受け継がれている雛人形や土人形と言う伝統工芸品を地域の家々が飾り、訪れた観光客をもてなすと言うイベントを行なっています。実は、このイベントなんと今年で16回目なんだとか。
イベントの楽しみ方は簡単。
↑もらった地図です。
また、なんと参加している家は約40件。せっかく来たなら、全部回ってみたいですよね^^
今回は、さすがに全部は回れなかったのですが、一部はこんな感じ。
このお家では、もう作り人がいなくなったという、貴重な土人形を販売しています。サイズ、物によって異なりますがお値段は一体5000円〜10,000円程でした。
周辺には、村上市の特産である鮭が吊るしてある古民家や、新潟の地酒、お茶が楽しめるお店など新しい発見を味わえるお店があるので、のんびり歩きながら街全体も楽しめちゃいます。
村上に来たら必ず寄って欲しいのが、特産の塩引き鮭を作っている味匠 喜っ川(みしょうきっかわ)さん。家の前に吊るされた巨大な鮭と黒い車が目印です。
まず、お店の前の鮭に圧倒されてしまいました。
なんと店内には5000匹以上のシャケが吊るされており、これを見るだけでも結構価値ありかもしれません。
なんでも、村上の気候風土は、塩引き鮭の発酵や鮭の酒びたし造りに非常に適しているんだとか。
村上では、江戸時代から、鮭の骨、エラ、内臓にいたるまで普通では食べない特殊な部位を使う鮭料料理が家庭料理として受け継がれています。
ここのお店では、鮭の販売エリアで様々な部位や味付けの異なる酒の試食をしながら鮭の購入ができるのでオススメ。
ちょっとお値段は高めですが、食べてみればその理由がわかります。
また、作るだけでもかなりの手間、時間がかかっていルトのことでした。
買った鮭を焼いて食べてみました。
新潟コシヒカリと最高のマッチです♪
最後は花より男子になってしまいました。
今回村上を訪れて思ったのは、町の人がとてもフレンドリー。今回訪れた家やお店の方々は、明るい笑顔で皆さん迎えてくれました。
日本海側って、冬は曇り空が多いため、気分も「いつもハイテンション」とはいかない風土と思いきや、町の人の優しさや、お店に入った時の笑顔など、とても印象に残るものがありました。
冬は厳しい地方だからこそ、そこに住む人々は心の底から力強く生きていけれるのかもしれませんね。ちなみに、そんな辛抱強く耐えぬく性格の人が多いせいでしょうか、新潟県は離婚率が低い県ナンバーワンだそうです。
そんな新潟に、ぜひ北陸新幹線で富山、石川に行く前に立ち止まってみてはいかがでしょうか。
この時期にしか味わえない体験が、今いえばできちゃいますよ~^^
お人形様めぐりについては下記をご参考にどうぞ!
【第16回城下町村上町屋の人形さま巡り】
開催期間: 2015年3月1日(日)~4月3日(金)
開催エリア: 旧町人町一帯(村上地区)
駐車無料。