lyricstravel:子育てと旅育とパンと〜kids, Travel & Bread 〜

大好きな子育てや子供と成長できる旅行(旅育)、そしてパン、テレビで面白かったことなど、日々のコトについて気ままに紡ぎます。 パンも好きです^^よろしくお願いします。 (誤字脱字多いです。読みづらくてすみません…!) 米国大卒業、ベビーマッサージ資格、AMI国際モンテッソーリ協会認定 AMI 3-6 Orientation Course資格所有。 Love to travel & spending time with my kid!

薄毛に朗報。どんどん育毛に成功中。今熱い育毛研究について―日経産業新聞より―

日経産業新聞によると、髪の毛が抜ける脱毛症状を抱える成人男性は全国に1200万人以上。

 

http://www.flickr.com/photos/80975498@N00/306074038

photo by Ben.Millett

さらに、最近は最近は女性の間でも気にしている人が多く、大手メーカーLionも朝の情報番組の間に頻繁に女性向育毛剤フルリアの紹介をしているのが目に付いてました。

▼コレがライオンが開発した商品。

 

そんな育毛に関する研究開発が今想像以上に熱いのです!

 様々な、大手の民間、行政の機関が異なった研究をしているのだとか。

今日の日経産業新聞1面に載っていたので内容をざっくりまとめてみました。

 

理化学研究所

理化学研究所の一匹のマウスに毛が生えてきました。

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日経産業新聞TOP ちょっと衝撃的なマウスが左下に写ってます。

 

それは、、、とある細工をしたから。

髪の毛を作る力は毛包組織にある「毛包原基」と呼ばれるもの。

胎児の体でこの「毛包原基」が作られていく様子をしらべ、そのメカニズムが解明されました。

「毛包原基」は、上皮性肝細胞と間葉性の幹細胞と呼ばれる2種類の組織からなるということがわかったのです。

この上皮性肝細胞と間葉性の幹細胞の2種類の組織をマウスから抽出しコラーゲンでくっつけて培養します。

「毛包原基」に仕上がると、それをいよいよマウスの皮膚表面に移植。

すると、一週間くらいで毛が生えてきたのです!


だだ、実際には、まだ実用化までにいたっていません。

その理由は、この上皮性肝細胞と間葉性の幹細胞をくっつけるのには熟練された技術が必要なため。

一般的に行われるまでにはまだ時間がかかりそうです。

 

資生堂

資生堂でも現在グループ最大の研究開発拠点で毛髪研究が行われています。
資生堂は、今まですでに「フローリン」、「アデノバイタル」などの育毛用商品を開発販売してきました。

しかし現在それにさらに力を入れているようです。

横浜にある研究所では、まだ解明されていない脱毛症を、再生医療の技術を使って復活させるための研究が日々行われています。

 

資生堂では、毛根に含まれる髪の毛を伸ばす細胞を増殖し、再び頭皮に戻す取り組みを行っており、現在カナダのベンチャー企業と提携中。

このベンチャー企業は、髪の毛を復活する上でポイントとなるのは、「毛球部毛根鞘細胞」と呼ばれる毛根の先端部分で、これが、髪の毛を伸ばすための司令塔としての役割を担っているということを発見しました。

この原理から、元気な髪の毛の毛根周囲5mmの頭皮を切り取り「毛球部毛根鞘細胞」をカットし培養。

この培養したものを注射器で脱毛部分に入れる治療法を生み出そうとしています。

 

杏林大学

杏林大学皮膚科学研究室では、ちょっと前にかなり話題となったiPS細胞を使った毛髪の作成を目指しています。

人のiPSs細胞から前駆細胞を作り毛の育成を促すマウスの細胞と混ぜる。

コレをマウスに移植して毛包をつくり、そこから毛が生える実験に成功。

 

東京大学

東京大学は、現在大阪市立大学と共同で研究中。
東京大学のチームは、今まで何度か大手企業と研究開発をおこなってきたものの
実用にいたらないまま満期が終わってしまうということが続いていました。

そこで、民間の企業からは「難しいと知れ渡ったこの分野での協力を受けることは難しい」と考え、研究内容がほぼ同じで知識をあわせられると判断し、大阪市立大学のチームと研究をスタートしました。

現在は、脱毛した皮膚と0.2m程度そいで、新皮を露出させそこに髪の毛が残った部分から増殖した細胞を蒔き、最後に表皮をかぶせる手法を研究中とのこと。

なんだか、聞いていと手術のようでとても痛々しい・・・・

 

 

上記のように、様々な機関、企業で開発が進んでいることは、薄毛に悩む人にとってありがたい話ですよね。

現在は、治療もお薬もかなり高額のようですが、

近い将来本当に効果のある治療法が一般向けに広まり、薄毛の悩みから皆が解放される日がやってくるのかもしれませんね。

 

現在のところ、医療現場では、男性向けにはプロペシア(PROPECIA)、

女性向けにはパントガー(Pantogar)▼、

Pantogar - Specific treatment for hair and nails by Merz [並行輸入品]
 

 

が有効とされ治療に用いられています。

 (参考:皮膚科【女性の抜け毛対策ガイド

 

薄毛は、遺伝だけでなく食生活やストレス、女性であれば産後や年を重ねた後のホルモンバランスの崩れなども関わってくる繊細なもの。

コンプレックスを抱えてる人も少なくないため、研究が進み悩みを解決してくれる日が早くくるといいですね。