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lyricstravel

某企業で広報などしてます。日々の生活で気になったことを勝手気ままに綴ったり、洋楽の翻訳もしています。 ※文章力、英語力の甘さなどゆるく見ていただけると助かります。最近、JUGEMに音楽和訳を移行しています。「http://lyricstravel.jugem.jp/」

Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)のおばあちゃんに学ぶ。子供の特殊な才能を伸ばす子育て方法

セレブネタ

マーク・ジェイコブスご存知ですか?

▼彼です。

http://www.flickr.com/photos/48101354@N00/818389007

photo by ♭ Nocturne ♬ ♪ ♩

 

マーク・ジェイコブスという人物よりは、そのブランド「Marc Jacobs」と 「Marc by Marc Jacobs」でご存知の方が多いのではないでしょうか。

 

http://www.flickr.com/photos/60877182@N00/12195754165

photo by CHRISTOPHER MACSURAK

 

http://www.flickr.com/photos/41111966@N04/5135172433

photo by Elias Rovielo

先日、2015年の 「マークBYマーク ジェイコブス 秋冬コレクション」で見せた4本ラインが、アディダスの3本ラインに酷似していたためアディダス側から訴えられていることでも話題なマークジィエコブス。

 

lyricstravel.hatenablog.com

 訴訟の話題は若干心配ですが・・・

彼の最近のお話はこのくらいにして、マークジェイコブスの人生と「Marc Jacobs」を作ったと言っても過言ではないマークジェイコブスの祖母のお話が面白かったので、ご紹介させてください。

 

育て方についてご紹介する前に、まずは彼の人生にについて。

Marc Jacobsとおばあちゃん

f:id:lyricstravel:20150513134800j:plain

Photo:http://www.diamondgalleria.co.nz/14/marc-jacobs

生年月日: 1963年4月9日 (52歳)
生まれ: アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク(ユダヤ系アメリカ人)
身長: 175 cm

学歴: ハイスクール・オブ・アート・アンド・デザイン、 パーソンズ美術大学卒業

2012年には、映画『ディス/コネクト』で俳優デビューもしています。 


その他略歴と事件:

1986年:マーク・ジェイコブス創業
1997年:ルイ・ヴィトンLOUIS VUITTON)の服飾部門のデザイナー

2001年 - セカンドライン「マーク・バイ・マークジェイコブス」の展開を開始

2008年:ゴスタ・オロフソンが1950年にデザインしたスカーフと似ていると疑惑が浮上。

2013年:ルイ・ヴィトンLOUIS VUITTONデザイナー引退

2013年:人気ラインMarc by Marc Jacobsの改名を発表

2015年:アディダスに、秋冬コレクションのストライプデザインが似ていると訴訟される。

 

(ここからは親しみを持ってマークさんと勝手に呼びます)

 マークさんの半生

1963年にニューヨークで誕生したマーク・ジェイコブス

彼の人生を大きく変えたのは、7歳の時の父親の死でした。


ちなみに、マークさんの父親は潰瘍性大腸炎でなくなったのですが、実はこの病気にマークさん自身も大人になって苦しめられています。

さて、父親の死後、母親Judyさんは結婚再婚を繰り返します。

Judyさんは、メンタル問題、育児放棄、2度の再婚で、マークさんと彼の兄弟はニュージャージー州ロングアイランドブロンクス区と転々と引越しを繰り返しました。


この経験がマークさんと母親、兄弟との間に距離を感じさせ、マークさんはマンハッタンに住む父方の祖母と住むことを決心しました。

http://www.flickr.com/photos/79563760@N05/14743205381

photo by NestorDesigns


この時、まだ彼は10代でした。


しかしこの決断が、彼のその後の人生を動かします。

 

マークさんは、祖母過ごす時間を通して愛情をもらい、本当の家と言える場所を見つけることができました。

また、人生を生き抜く上で重要なきちんとした教育や、旅行などの貴重な経験も積んでいきます。

さらに、祖母は本質的な美や、マークさんのクリエイティブなデザインを讃えていたことも、彼のデザイナーとしての人生に大きく影響を与えたのではないでしょうか。

 

彼自身インタビューで、


「 "I always say I lived my life with my grandmother. She was emotionally stable, and she was very encouraging to me.
(僕の人生はいつも祖母とあったんだ。彼女は感情的にも落ち着いていて、僕を励ましてくれる存在だった)」

 

と語っています。


また、マークさんの祖母はマークさんを自己を自由に表現させることを大切に、自由に育てました。

インタビューでも、

「No one ever said 'no' to me about anything.
(なにをするにも、誰も僕にNoとは言わなかったよ。)

No one ever told me anything was wrong. Never.
(誰も、僕に間違っているなんていなかった、絶対ない)


No one ever said, 'You can't be a fashion designer.
(誰も、「お前はファッションデザイナーになれない」なんていわなかった)


No one ever said, 'You're a boy and you can't take tap-dancing lessons.
(誰も、「キミは男の子だから、タップダンスのレッスンは受けれない」とは言わなかった)


No one ever said, 'You're a boy and you can't have long hair.'
(誰も、「キミは男のこだから髪は長くしちゃいけない」といわなかった)


No one ever said, 'You can't go out at night because you're 15 and 15-year-olds don't go to nightclubs.
(誰も、「15歳だから夜外に出ちゃいけないとか、ナイトクラブに行っちゃいけない」なんていわなかった)


No one said it was wrong to be gay or right to be straight."
(誰も、「ゲイになることが悪くて、ストレートでなくちゃいけない」なんていわなかった)


と語っています。

 さて、そんな自由な環境で育ったマークさんですが、彼には強い夢がありました。

そしてそれが彼を自由な環境で自由に暮らしながらも、道を外れることなく世界的な有名デザイナーまで導いた理由といっても良いでしょう。


そう、その夢はまさに今彼がたっている場所である

「全世界にとって、重要な存在のデザイナーになる」

という夢。

 

そして、この夢を彼に夢で終わらせないように促したのは、紛れもなくマークさんのおばあちゃんだったのです。

彼は、15歳までにデザインとアートが学べる高校で授業を受け、学校が終わった後は高所得者向けの Charivariのブティックで働いていました。

Charivariのスタッフは、マークさんが服をたたんだりマネキンに服を着せるなどの仕事の合間に、セーターのデザインをさせてくれるなど、彼の熱意に答えた対応をしてくれます。


そのお陰で、切望していたパーソンズ美術大学(Parsons The New School for Design)に入学することに。

http://www.flickr.com/photos/9341577@N08/14108247375

photo by flickr4jazz

そこで、本格的にデザイナーとしての頭角を現しだしたマークさん。

卒業までに同級生がうらやむ、
「Perry Ellis Gold Thimble Award 」と 「Design Student of the Year at graduation in 1984」の2つの賞を受賞するにいたっています。

http://www.flickr.com/photos/9341577@N08/14128185453

photo by flickr4jazz

1984年21歳で卒業した後は、初めてのコレクションをReuben Thomas, Inc.で発表、 1987年には、最年少でCouncil of Fashion Designers of America Perry Ellis Award for New Fashion Talent(CFDA:アメリカファッション協議会:毎年1回開催され、アメリカで最も活躍するファッションデザイナーを表彰する名誉ある賞)を受賞しその名を世界に広めました。

 

その後、
ペリー・エリスの女性服のラインはすべて彼がデザインすることになり、デザイナーとして確固たる地位を確立します。

http://www.flickr.com/photos/30381515@N00/238536103

参考イメージ:photo by coutorture

マークさんは、このPerry Ellisのデザインで、1992年と1997年に CFDAをさらに2回受賞しています。

 

その後華々しくデザイナーとして成長していき、1986年には自身のブランド「マーク・ジェイコブス」を誕生させました。

2001年には、「マーク・ジェイコブス」のセカンドライン「マーク・バイ・マークジェイコブス」の展開を開始し、その個性的なデザインで、両ブランドの人気を不動のものにします。

また、自身のブランドと平行し、1997年には世界に認められたハイクラスブランド「ルイ・ヴィトンLOUIS VUITTON)」の服飾部門のデザイナーに就任。

引退する2013年までその才能を遺憾なく発揮し続けました。

http://www.flickr.com/photos/10143662@N00/2421185256

参考イメージ:photo by PLEASE VISIT - KAMPOLL.COM

 

ここから本題です。

 

 

なぜ、

■本当の両親の愛を受けていない

自由すぎる教育

■大都会という誘惑の多い環境

という状況の中で多感な時期を過ごしながら、マークさんは道をは踏み外すことなく努力し、成功することができたのでしょう。

 

それは、おばあちゃんのHelenさんの影響なのです。


そんなHelenさんの教育の特徴とは?


”home"を感じさせる

http://www.flickr.com/photos/32368927@N02/6907464790

photo by virtualwayfarer

いつも、帰ると温かく迎えてもらえ、安らげる場所。それが家ですよね。

特に、幼少期や10代は、この感覚を得れるかで「将来自分が温かい家庭を築けるか決まる」というくらい大切な時期であり、大人になるための人格形成にも大きな影響を与える家庭環境。

両親から離れていたマークさんにとって、そんな「何があっても帰れる温かい場所(Home)がある」ということを教え、心の安定を与えたのはHelenさんでした。

 

常に落ち着いている

http://www.flickr.com/photos/24557420@N05/4724886362

photo by *Psycho Delia*

マークさんも後のインタビューで「Helenさんは常に落ち着いていた」と語っています。

信頼できる大人が、「常に落ち着いている様子をみせる」ことは、思春期の子供の成長に想像以上に影響するようです。

ちなみに、音楽界で世界に旋風を起こし続けている人気シンガーTaylor Swiftも[The Best Day」という幼少期の彼女の様子を歌った曲の中で「ママはいつも落ち着いていて、何があっても動じない存在に見えたわ」というような歌詞を入れています。

子供は敏感なので、大人の感情がすぐに伝わり移ってしまうんでしょうね。

マークさんの場合も、常に落ち着いていたHelenさんの存在で心の安定を手に入れていたのかもしれません。

 

すべてを認める

http://www.flickr.com/photos/54669677@N00/141038895

photo by derPlau

「10代の時は、縛り付けられると逆に反抗したくなった」そんな経験ありませんか?

Helenさんは、それを知ってか知らずか、マークさんの夜遊び、奇抜な格好、自由な自己表現の何一つ否定しませんでした。

これ、実は子供を育てる親だととても難しいですよね?だって、やっぱり大切な子供だからこそ、いろいろと口出ししたくなるものですよね。

Helenさんはおばあちゃんという立場ではありましたが、古い価値観を押し付けることもなく、ただ見守ることに徹しました。

実は、これが一番重要だったのかもしれません。

通常であれば、

「何をしても注意されない」ということは、「道を踏み外す」

という確率をあげることに繋がるかもしれません。

でも、マークさんの場合、愛情であふれた”Home”があったこと、また常にHelenさんがいてくれるという信頼関係が気付けていたことが、

「何をしても注意されない」ということは、「自分は信頼されている」、「自分という存在は認められている」という認識に繋がり、逆に「道を踏み外すようなことはできない」という感情を高め、夢に向かって一途にがんばれたのかもしれません。

心理学的にも、思春期に「自己肯定」できるかできないかで、成長した後に「キレやすくなるか、精神的安定を得れるか、人を信じれるか、疑い深くなるか」などの傾向が変わるといわれており、とても重要な要素でもあります。



信じられる褒め方をする

http://www.flickr.com/photos/14755420@N00/272775963

photo by LifeHouseDesign

「子供は褒めて育てろ」なんていいますが、ただ安易にほめてよく育ってくれるなら苦労はしませんよね。

でも、Helenさんは違いました。

Helenさんは、もともと旅を多くしていた人で、様々なものを見てきた人です。

そしてそんなHelenさんは、本質的に美しいものが好きな人でした。

そのHelenさんがマークさんのデザインを「美しい」と褒めていたということがポイント。

ただむやみやたらに褒めるのではなく、

・褒める側がきちんと知識を持った上で褒め、さらにその内容に説得力があること

・褒められる側が、褒めてくれる人を尊敬していること

が、「上手に褒めて育てるポイント」なのかもしれません。

これによりマークさんは、「自分の才能を信じれる力」と「自分の夢を夢で終わらせない強い意志」をもてたのではないでしょうか。

 

 そんなHelenさんは、1987年に亡くなります。

当時、マークさんは

「唯一家族でつながりを持てた存在だった。兄弟とは地価図工としたけれど、自分を必要とはしているように見えなかった」

とHelenさんとの強い絆と、そのほかの家族との複雑な関係を語っています。

 

以上、いかがでしたか?

 

まとめると・・・

Helenさんの行っていた、

 

・安心感をあたえる

・信頼関係を築く

・自由にする

・適切に褒める

 

ということがポイントになってくるのではないでしょうか。

 

世界的に有名にはならなくても、自分の子供が自由に、自分似合ったスタイルで生きて行ってくれればそれだけでうれしいですよね^^

 

子育ては、結局ところその子一人一人に合わせてスタイルも変える必要があると思いますが、愛情を与えるとか、大事なところの根本は同じはず。

以上、世界的デザイナー、マークジェイコブスさんとそのおばあちゃんのHelenさんについてのお話でした。

 

参考:http://www.biography.com/people/marc-jacobs-594096#fashion-prodigy

http://pagesix.com/2014/09/08/new-book-exposes-marc-jacobs-family-drama/

 

 

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