先日、テレビ番組で簡単で効率的なダイエット「冷えた炭水化物を食べるダイエット法」が紹介されていました。
その方法がとても簡単でオススメだったのでまとめてみました。
冷たい炭水化物ダイエット
炭水化物と聞くと、「太る」というイメージありませんか?
でも、その常識を覆すダイエット法があるのです!
炭水化物は、通常体内に入ると「でんぷん」となり、ほぼ100%体に吸収されるという性質を持っています。
しかし、この炭水化物を冷やすことで「レジスタントスターチ」という成分が増え、「炭水化物が体に吸収されにくくなる」というありがたい現象が起こるのです。
さらに調べてみると、「レジスタントスターチ」にはその他にも様々な有り難い効果があるということがわかってきました。
ちなみに、その番組内ではタレントの春香クリスティーンさんがこのダイエットにチャレンジし、冷えた炭水化物を食べるだけで本当に数kg痩せていました。
レジスタントスターチってなに?
レジスタントスターチ(難消化性でん粉:(resistant starch))は、通常のでん粉に比べ消化されにくい成分で、炭水化物を冷やすことで増える性質を持ちます。
ありがたい働き
腸内環境を最適にしてくれる
レジスタントスターチは、小腸で消化されないまま大腸に届く性質を持ちます。
その結果、大腸では善玉菌のエサとなるため善玉菌が増え腸内環境が整ってきます。
さらに食物繊維に似た働きをしてくれるため、その他の不要なものを連れて体の外に出て行ってくれます。
お肌のくすみや脂肪生成を防ぐ
レジスタントスターチは体内で吸収されにくくそのまま体外へ排出されるため、脂肪の原因である糖質の吸収を抑え、お肌のくすみ・老化の原因となる糖化も防いでくれます。
血液をサラサラにしてくれる
レジスタントスターチには肝臓の代謝を高める働きがあるため、血液ドロドロの一因となるコレステロールや中性脂肪の蓄積を抑える働きがあるのではないかという研究結果もあります。
女性ホルモンを増やす!?
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボン。
でもどんなに摂取しても、腸内でエクオールという成分に変換されない限りエストロゲンに似た働きが期待できません。
レジスタントスターチには、そんなイソフラボンをエクオールに変換する作用があります。
痩せることができ、さらに女性ホルモンを増やしてくれるなんて、冷たい炭水化物って本当にありがたい存在ですよね。
また、レジスタントスターチは、血糖上昇を抑えたり、上記のように血液をサラサラにする働きがあるなど、現代人の抱える生活習慣病の改善も期待することができます。
効率的にやせる食べ方
レジスタントスターチダイエットでは、レジスタントスターチの量がもっとも増える温度4−5度くらいが最適なのですが、これがだいたい冷蔵庫で冷やした温度と同じ。
炭水化物を食べたくなったら、事前に冷蔵庫で冷やしておいたものを選びましょう。
レジスタントスターチダイエットでおすすめの食べ物
ポテトサラダ
ジャガイモは、レジスタントスターチが多い食べ物で、冷やすことで「冷やご飯」の2倍以上のレジスタントスターチ増加率が期待できます。
従って、高カロリーと思われがちなポテトサラダは、レジスタントスターチダイエットの観点から言うとダイエットに良い食べ物になります。
タイ米
レジスタントスターチは粘り気のないお米に多く含まれており、タイ米はレジスタントスターチダイエットには理想的な炭水化物。冷えていれば、炭水化物ということを忘れて積極的に摂取したい食べ物です。
羊羹
豆類にはレジスタントスターチが豊富に含まれており、なんとその量お米の20倍。
そのため、 レジスタントスターチダイエットでは通常ダイエットにNGな「あんこ」が良いのです。
甘いものが食べたくなったら、洋菓子よりもあんこ系の和菓子を選びましょう。
いかがでしたか?
「ダイエットのためには、血流の良くなる温かいものを」という印象がありましたが、
冷やした方がいいなんて意外ですよね。
また、今まで「ダイエットに炭水化物はダメ!」と様々なメディアで刷り込まれているため、「冷えていればOK」と言われるだけで、ちょっと気が楽になりますよね( ´ ▽ ` )
この新しいダイエット法でぜひ今年の夏までに自慢できるボディーを目指してください^^
参考:テレビ番組、サイトhttp://lbr-japan.com/2014/05/11/43846/
▼ 冷蔵庫で炭水化物を冷やすのにおすすめ。