年金情報流出事件、実は流出だけでは終わってないってご存知ですか?
実は、厚生省の対応により、その後もどんどん傷口が開いているのです。
http://news.nifty.com/cs/topics/detail/150607956321/1.htm
フリーメールを使い送られてきたメール。これを開いたことでウィルスに感染し大問題となっている今回の事件ですが、その被害は125万件もの個人情報流出という最悪の事態となっています。
画像:日本経済新聞
現在までに、警視庁公安部はサイバーアタックをした日本のサーバーは特定されつあるものの発信元は海外にあるのかまだわかっていないとのこと。
さて、ここからが今回の事件の傷口が広がっているお話。
厚生労働省、その後のヒドすぎる対応
1、「補償をしない」と堂々発言
国のセキュリティ管理の脆弱性のせいで私たちの個人情報は危険にさらされているというのに、厚生省は「これによって生じた被害補償はしない」と言い切ってます。すごい・・民間なか周りからボコボコにされてる発言ですね・・・
2、尻拭い費用は国民の税金から
まず、謝罪で送った切手代金。1件80円とし、125万人の被害者に送ると、約1億円。
さらに、今回の問題への問い合わせ対応のため、臨時でコールセンタースタッフを雇っているそうですが 1人1時間約1000円で、一ヶ月で2億円以上の予算をかける計算に。
今後、このような対応を続ければ、この流出問題で税金がさらに年間50億円ほどかかる可能性もあるそうです。
まあ、税金ってそう言うために使われるものといえばその通りですが、なんだか納得いかないのは私だけでしょうか。
3、厚生省は、課長一人の責任にしようとしている
厚生省の見解によると、5月8日に厚生労働省日本年金機能の課長一人がサイバー攻撃に気づいていたのですが、彼は周りの誰にも言わず一人で対応していたのだとか。
課長の周りには他の人のデスクもあったらしいのですが、こんな台自体を一人りで抱えこんで対応するなんて、なんだか信じられないですよね・・・
いずれにせよ、そんなほうれん草のできていない会社が民間にあれば、もう倒産しているでしょう。
その他にも、今回の緊急事態に対して初動が遅かったりと問題だらけの厚生省。
だだでさえ将来年金がもらえるか不安なのに、こんな対応の厚生省に任せていると思うと、恐ろしい。やっぱり掛け捨て年金かな・・・
これから、日本は一体どうなるんだろう・・・
サイバーテロを起こした人の目的はわかりませんが、こんな日本の国の対応をきっと笑っているに違いありませんね。
参考:報道ステーション(6月8日放送)、その他ニュースサイト参考より