突然ですが、「七十二候」についてご存知でしょうか。
最近の様々な教育の現場でも大事にされている、自然を感じる心。
そんな、心を育むのに、ぜひ知っておいていただきたいのが、自然の移ろいを細かく観察できる「七十二候」です。
「七十二候」は、古代の中国で考案された季節を表す方式で、同じく古代中国で考案された二十四節気を、細かく約5日ごとに分け、鳥や虫、植物、天候などの様子を元に、その時の様子を教えてくれる短歌のようなものだそうです。
さて、なぜ急に季節の話を子供に伝えたいかと思ったかというと、最近あった都内の保育園の先生から聞いた話がきっかけです。
先生によると、
「保育園は食育ブームなどもあり、園内やプランターで野菜を育てているところが多いの。でもね、外で育てた野菜はあ都内じゃ排気ガスが気になるからって、あげてないのよ。
給食室に持っていって、他のトマトと入れ替えて、給食に出して園児にあげたりしているところも多いみたいよ」
とのこと。
なんだか、せちがない世の中ですね。
子供が、目をキラキラ輝かせて育てたトマトすら、食べれない時代なのか(しみじみ)
さて、話をもどさせてください。
現在は、七十二侯において、1月25日〜29日 の間にあたるので、
「水沢腹堅」(さわみず こおりつめる)です。
大寒(次候): 第71侯、「水沢腹堅」(さわみず こおりつめる)
2021年、1月25日〜29日の七十二候は、「水沢腹堅」(さわみず こおりつめる)。
沢の水が凍るころ。
例年、一年で最も低い気温を記録することが多く一年で最も寒い時期と言われています。
冬季で、三日間ほど寒い日が続き次の四日間ぐらいが暖かく、これがくりかえされることをしめす「三寒四温」のように、寒い中にも暖かさを感じられる日も出てくる時期です。
中途半端に紹介をはじめたので、71侯からのスタートとなりました。
また、自然を子供に感じさせることの大事さについては、こちらの本がとってもオススメです。