コロナ禍の中で、アマビエが、疫病退散に効果のある妖怪として話題になりました。
でも、実は全国に言い伝えられている妖怪の中で、疫病退散が期待できる妖怪はアマビエだけではないようです!
日本でもコロナの第3波、もしくは爆発的拡大が気になる今日この頃。
アマビエやその他の疫病退散にご利益のある妖怪の力を総動員して、どうにかコロナ収束につなげてほしい!
というわけで、2021年に注目したい疫病退散に関連した妖怪をご紹介します。
今回紹介するのは、「クタベ」と「方相氏(ほうそうし)」という妖怪です。
それにしても、水木しげるさんの世界もそうですが、「妖怪」と聞くと甲高子供の頃のワクワクした気持ちが甦るのは私だけでしょうか・・・。
富山県ゆかりの人面妖怪「クタベ」
クタベとは?
初めて聞く人も多いと思いますが、富山県ゆかりの人面妖怪「クタベ」も疫病退散パワーのある妖怪です。
富山県立山町にある県立山博物館によると、クタベは江戸時代に、富山の立山で薬草などを取る人の前に現れたとの言い伝えが、史料に記されているのだとか。が
半人半魚の妖怪「アマビエ」と同じく、「疫病が流行した時、自分の姿を絵に描いて、人々に見せよ」というクタベ様の言い伝えがあるそうです。
クタベの見た目は?
そんな今まさに現れてほしい気になる妖怪「クタベ」の見た目では、描かれた姿はさまざま。
素朴で親しみやすい顔立ちが特徴で、黒く長い胴体にしっぽが付いており、4本足で歩けるそうです。
正体不明の難病の流行を予言し、
「私の姿を見れば難を逃れることができる」
と話そうですよ。
https://www.chunichi.co.jp/article/63683
ちなみに、富山ではクタベはすでに知名度も高いようで、高岡市問屋町のデザイン会社「アキデザイン」は、クタベのオリジナルイラストをインスタグラムに毎日1回投稿する「100日クタベチャレンジ」をおこなってたそうですよ。
「アキデザイン」さんの可愛いクタベイラスト盛りだくさんのインスタはこちら。
https://www.instagram.com/akidesign1108/
方相氏とは?
4つの目で四方に気を配り、伝染病を早らせる鬼に立ち向かう妖怪。鳥取県の水木しげるロードにも銅像が飾ってあるそうですよ。
方相氏は、大晦日や節分に行われる儀式で、鬼やらいの時に魔や鬼を払う為に出てくる神様もしくはその役目に扮装する役目の人々の呼称でもあり、 天皇・親王・太政大臣の葬送の際には棺を載せた車の先導をも務めたこともあるのだとか。
また、京都市左京区の吉田神社で開催される、悪神を追い払う儀式「追儺(ついな)式」では、災厄を象徴する赤、青、黄の鬼が境内を暴れ回った後、四つ目の仮面をかぶった「方相氏」がその鬼たちを追いかける儀式があるそです。
http://www.sakaiminato.net/c817/roadmap/map/bronze/106/
まとめ
まだまだ心配なコロナの広がり。
妖怪の力はもちろんですが、一人一人が意識して、また世界中のみんなで協力して、1日も早く収束させたいですね。