新社会人にもうすぐなる人は、今きっと4月入社を前にドキドキですよね。
今日の日経新聞に、新社会人のための5つの心得が載ってました。
その内容が、新社会人以外の人も、「社会」というコミュニティーの中で生きていくうえで大事な事だと思ったので、ご紹介します。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
日経新聞では「最初の頃しかできないことだから」というようなニュアンスで新社会人向けに書いてあったのですが、個人的にこれがいくつになってもできる人は、社会でも知ったかぶりをしない、伸びる人だと思います。
ちなみに、Panasonic(松下電工)の創業者松下幸之助さんは、これができていた人だといわれています。あんなに世界的にも有名な方で、多くの人の上に建っていたにも関わらず、プライドを持たず素直な気持ちで人と接することができるって、実際とても難しいことだと思います。
大人という立場で、話の途中でわからないとこがあったりしても、
「知りません・・」というと、
「何て思われるんだろう」「馬鹿と思われないかな」
なんて考えてしまい、素直に聞きな直せないことが多くなってしまいますよね。
でも、一時のプライドで知ったかぶってしまうよりも、素直にわからないことを「わかりません」といえる大人のほうが魅力的かもしれません。
先輩や上司に好かれるよう努力する
(助けてあげたいと思わせることも大切)
これは、確かに納得ですよね。やっぱり、「世渡り上手は出世や得をする」と、社会にでて企業に勤めていると実感します。特に、上の人の前で上手にやれている人は、上司からかわいがられ、昇給もしやすいのが現状。結局、人間は感情の生き物ですから、自分を慕ってくれそうな人、自分の見方になってくれそうな人、自分の存在価値を高めてくれる人には、優しくなるものです。
実際、みなさんの周りにも、仕事は大してできないのに、上司から好かれて不釣合いなポジションや報酬をもらっている人いませんか??
こう言う人をみて、「スキルもなく、仕事がんばっているわけでもないのに、ずるい」
と思いがちですが、ある意味で、「上司など自分を評価する立場の人に好かれることができる」というのが、その人の才能なんですよね。
ほうれんそうを欠かさずに行う
(報告、連絡、相談をかかさずに)
これは、社会人だけでなく、家族、恋人、友達の仲でも大事なことだと思います。
家族や恋人、友達って、結局仲が深まるかは日々のコミュニケーションが大切。
どんなに愛し合って結婚した夫婦も、お互いにちゃんと意思疎通を怠ることですれ違いが生じ、そのひずみが大きくなると離婚になったりするのではないでしょうか。きっと、恋人同士でも同じですよね。また、友達もやはり自分に相談してくれる相手に対しては、「あ、この人私のこと信頼してるからこんな相談してくれたんだ」という風に、
「相手に心を開いている」ということを示せると、「相談された人の存在価値」が認められたことにつながり、相談した人に良い印象を与えることができます。
電話取りなど雑用を進んで引き受けよう
(雑用をこなすうちに覚える仕事もある)
これ、とても大切です。現在まさに「ゆとり世代」と呼ばれる世代が社会人になっている時代。彼らの話を聞くと、学生気分が抜けていないのか、
「だらだら、適当にやっている雰囲気の方がカッコイイ」とか、
「オレには、雑務じゃなくてすぐに大きな仕事を任せて欲しい」
というような、雰囲気を感じます。
また、現在昔の日本企業の社風と違い
「部下に嫌われたくない」
という思いが強いため、部下を怒れる人が減り、逆に部下の機嫌取りをするような上司が増えている気がします。
(かく言う私も怒れない・・・)
しかし、小さな仕事もできないのに大きな仕事ができるわけもないですよね。
基本を大事に、謙虚な気持ちで仕事と向きあう
会社という枠の中だけでなく、人と付き合う上でとても大切な事。
友達やパートナーとも、ずっと一緒にいるとついつい最初に気を使っていたようなことをしなくなり、相手に甘えてしまいがちですが、もともとは違う人間。「ちゃんと初心を忘れずに、謙虚な気持ちで接しよう」と意識するだけで、お互いの印象や今後の関係性も変わってくるのではないでしょうか。
以上、いかがでしたか?
新社会人だけでなく社会人経験の長い方も、ぜひこの新卒が入るタイミングで自分の日ごろを振り返り、
・うぬぼれてないか、
・ちゃんと部下の指導をできているか、
改めて自分を振り返ってみてはいかがでしょうか。