現在オーストラリアのパースで夫と2人の子供と暮らしている元TBSアナウンサーの小島慶子さん。
彼女が、誰だって波乱爆笑で、15年間苦しんだ摂食障害と現在のオーストラリアでの生活について語っていました。
摂食障害になった理由
親の都合で海外を転々としていた慶子さん。親の都合で日本で暮らすことになった時、学校でいじめられ始めます。
さらに、母親の「幸せになりたければ、女の子はこうでなくちゃダメ」という愛情が、彼女をさらに追い詰めます。
最初は、精神的なストレスで精神的ストレスで拒食ぎみになり、極端に食べることを恐れるようになりました。
このころから、食べ物についてとても意識をするようになり出します。
母親からは、
「いい花にならないと、いい蝶々は寄ってこないのよ」
といわれ、お嬢様学校に入らせるための教育を受けていました。
友達を作っても
「その子の友達の親は、そんなに良い仕事をしていないわね。友達にならなくてもいいんじゃない?」
というようなことも言われていたそうです。
その後、しばらくすると過食気味に。
原因は、高校一年生の時の失恋。
当時は、「単なる自分の悪いクセ」と思っており、恥ずかしくて誰にも言えなかったそうです。
慶子さんは。摂食障害について、
『「食べることくらい、我慢できるでしょ?」と言われるけれど、そういうものではなくてアルコール依存症のようなもの』
と話していました。
彼女は、自分の摂食障害について、
「自分が大っ嫌い」
↓
「自分を考えたくない」
↓
「そのためには、何かに夢中にならないと」
↓
「食べることに夢中になる」
と、意外にもかなり冷静に分析していました。
小島慶子さんは当時そのような自分を、
『太っている自分を見て「どうしようという気持ちと。ざまあみろ」という気持ちと両方あった』
と語っています。
嘔吐は、大嫌いな自分への自傷行為だったんですよね。
そんな中、アナウンサーになりたいという夢ができ、痩せることを目指します。
しかし、今度は そのために、今度は「たくさん食べて吐き出す」事が癖になったそうです。
食べたものが吐き出せず、無呼吸状態で救急車に運ばれることもあったそうです。
アナウンサーになった後も、裏では食べては吐くことを繰り返していました。
アナウンサーとして出ていた時は、
テレビを見ている人に
「自分をわかってほしい、愛してほしい」
という気持ちで仕事をしていたため、自分の意見を言いずぎてしまい怒られていたそうです。
MCの堀尾正明さんの、
「そんなに辛い状態だと、 死のうと思ったこともあるんですか?」
と質問すると
「ありましたね」
と答えていました。
結婚を機に回復
現在の夫との出会いは、ペルーロケでの同伴。
最初仕事で一緒になった時は、夫はとても厳しく怒られ泣かされたそうです。
しかし、慶子さんの押しの強さでめでたくゴールイン。なんと、交際1っカ月で同棲を
慶子さんの方から言い出したそうです。
結婚後は、旦那さんの穏やかな性格のおかげで摂食障害も落ち着き出します。
仕事でも、 ラジオで辛口発言が話題となり人気のアナウンサーに。
その後より自由に仕事をしたいと思い、2010年からTBSを退社、エッセーを書いたりと活躍を始めます。
しかし、実は2人目を産んだ時に 「不安障害」になっていたそうです。
カウンセラーも先生曰く、
母子関係に問題を抱えている人は、自分が母親になることで「初めて母の視点を」持つことになり。それがきっかけで抑えられていた
「感情のふたが開く」
ことがあるそうです。
例えば、
「なんで、こういう時に、大事なはずの子供だった私にこんなことを?私は自分の子供にはそんなことはできない」
といった具合に。
それでも、旦那さんのサポートのおかげで乗り越えることができるようになります。
辛い時に、彼は、
「いつもと変わらない状態でいてくれた」
だから、
『 「ああ、今は辛いけどその隣には今まで通りの普通の生活が待っている」と思えた。』
と語っていました。
それからしばらくたって、そんな夫が、今度は「会社を辞めたい」と言い出します。
慶子さんは、
「今度は私の番ね。この歳で辞めたいというのだから、相当悩んだんだろう」
と旦那さんへの理解を示しただけでなく、
「せっかくなら今までできないことをしよう」
と海外へ移住を決意。
現在のオーストラリアパースでの生活に至っているとのことでした。
「摂食障害」、「不安障害」を発症しながらも笑顔で活躍しづつける小島さん。
同じ病で苦しんでいる人も、日本には多いと思います。
アメリカでは、セレブが自身の摂食障害についてカミングアウトすることは多いですが、まだ日本では少ないですよね・
今回の小島慶子さんの告白は、そんな人たちの励みになったのではないでしょうか。
これからも、彼女の活躍が楽しみですね。
<おまけ>
小島慶子さんが子供と接するときにする遊びを2つ紹介していました。
小島さんオススメ遊び1「解く遊び」
子供と絡み合って、解く遊び。
その時にお互い痛い思いをしないように解く事がポイントだそうです。
スキンシップや、相手を思いやる教育に良さそうですね。
小島さんオススメ遊び2「たまご」
まず、床などでごろごろしている子供に
親「こんなところに卵があった、温めよう」
と抱きます。
親「何が生まれるのかな、鳥かな、アヒルかな?何が生まれるかな。」
と言うと、子供もそれに合わせて、もぞもぞと動き出すそうです。
親「あ、生まれる!、ぱか!」
といって、中から子供を出してあげると、子供は毎回自分のなりたい生き物の赤ちゃん
になって生まれてくるという遊びだそうです。
この2つの遊びを聞いても、なんだか楽しそうな家庭像が浮かびますよね。
機会があれば、是時こ自宅のお子さんにもお試しください^^
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