働く妊婦は辛いよ。暗黙の断れないこと問題〜「タバコ吸っていい?」「会食の誘い」編〜
3年の不妊治療の末、ようやく授かった待望の子供。
そして入院寸前となった、地獄のつわり。
そんな私が、ようやく迎えた妊娠中期〜後期。
まだ、つわりが長引いで気持ち悪くなったり貧血もひどいけれど、職場にも前より出社できるようになった時。
そんな時期に感じた、日本企業で働く妊婦の辛いことについて書いてみます。
妊婦だから特別扱いして欲しい訳ではないけれど、きっと海外ならこんな問題おきないのかな、なんて感じNOといえず耐えるしかなかった自分に、赤ちゃんへの負担を考えると本当に心底不甲斐なさを感じました。
自分の心の整理のためにもまとめてみます。
妊婦に聞かれる「タバコ吸ってもいい?」
仕事で避けられず参加した、お客様もいる飲み会。ちなみに、妊娠を知っている上司からのお願いで、本来なら断りたいものの断りづらく参加しました。
その飲みの席でお客様から、「タバコ吸っていい?」と妊婦の私に気遣いの一言。優しい一言ではあったけれど、正直お客さんの前で「ごめんなさい、タバコはちょっと遠慮願えますか・・」、「私いても気を遣わせて悪いので、先に帰ります。どうぞ吸ってください」なんて言える訳もなく・・・(言ったら、その場が凍る!)結局「お気遣いありがとうございます。どうぞ、気にしないので」と笑顔で答えた私。すると、周りの数名が吸い出しました。
結局、帰り道は、「ああ、ごめんね」とお腹の赤ちゃんに謝りつつNOといえなかった自分に嫌気を感じながら帰り、そして周りに自分へ気を遣わせてしまったことも申し訳なく、「やっぱり妊婦は飲み会に参加しない方がお互いのため」「どうか、上司ももう誘わないで」と心底泣きそうに思いながら帰りました。
妊婦に聞かれる「接待、参加できるよね?」
妊娠を知っている上司から(上記の時と別の上司)、つわりで辛い時に「接待参加してね」の一言。「参加できる?」と聞かれる訳でもなく、 YESとしか答えにくい誘いに、YESと言ってしまった私。
結局、本来妊婦が食べない方が良いと言われる生ハムや生チーズなどが出されるコース料理で、おまけにお酒まで勧められました(さすがにお酒は飲まなかったけど!)。一人一人前のコース料理なので、接待相手がいるのに食材を選んで食べない訳にもいかず、無理やり食べた私。この日も、帰り道、「ああ、ママごめんね、断れないで、残せないで、よくないものいっぱい食べちゃった。ごめんね。」と後悔と断れない自分に嫌気がさして泣きそうな思いで家に帰りました。
なぜ日本って、働く妊婦はこんなに耐えることが多いのか?
わかっています。結局「NO」といえない私が悪い。
妊娠するのも苦労して、ようやく授かった子供。
妊娠中に赤ちゃんを守れるのは、母になる私だけだし、本当に大切に過ごしたい妊娠中の時期。
しかし、仕事はあるし、今後のお金の負担を考えても仕事はやめられない。
そして、日本社会にある、断りずらい誘いや、NOと言いづらい風潮。
日本に生きている以上仕方ない。
でも、これを読んでもし少しでも賛同してくれる方がいれば、周りの妊婦さんに少しでも気遣いをしてもらえると嬉しいなと思い、勝手ながらまとめてみました。