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大好きな子育てや子供と成長できる旅行(旅育)、そしてパン、テレビで面白かったことなど、日々のコトについて気ままに紡ぎます。 パンも好きです^^よろしくお願いします。 (誤字脱字多いです。読みづらくてすみません…!) 米国大卒業、ベビーマッサージ資格、AMI国際モンテッソーリ協会認定 AMI 3-6 Orientation Course資格所有。 Love to travel & spending time with my kid!

【ここは天国か…】日本でこれから浸透すべき「産後ケア施設」に行ってみた

先日出産したのですが、先日「産後ケア施設」を利用してみましたのでその様子をリアルに書いてみようと思います。

 

産後ケア施設とは?

産後ケア施設とは、出産を終えたママの心と身体を休ませながら、新生児の育児をサポートしてくれる産後ケア施設。

日本ではまだまだ浸透していませんが、アジアなど一部地域では当たり前に利用されているままのための施設なようです。

最近は、徐々にですが日本でも民間企業や各自治体も産後ケアの取り組みを始めています。

特に自治体と連携している施設は、補助も受けられるためママも負担が少なく利用できます。

 

人にもよりますが約10ヶ月の妊娠期間の様々なメンタル・体調・体型の変化を経て、出産という大きなイベント終えたママの身体には、大きな、大きな、交通事故レベルと言われる負傷(?)と疲労が残っています。

最近では、芸能人が産後1、2ヶ月で職場復帰したり、1、2ヶ月後に痩せたウエストをSNSで載せている為、まるで出産後もすぐに働けるし体型も戻るような錯覚を与えているのかもしれませんが、たぶん多くの一般の人は実際はそうは行きません。

おそらく芸能人は事務所のサポートもある上に、金銭面で余裕があるためナニー(シッター)や専属トレーナーなど様々な手厚いサポートがあるからこそ1、2ヶ月の職場復帰や体型戻しができますが、実際一般の人は、昼夜問わない新生児のお世話があり、クタクタで体型もどしの運動もできる余裕はありません。

そう、とにかく体もボロボロでメンタルもなれない新生児のお世話でやられ、心も体もクタクタな人が多いのです。最近は、都会では各家族かで周りにおじいちゃんおばあちゃんがいないため、ママ一人で全部を背負い込み昔よりしんどいこともあるのかもしれません。

産後うつに繋がるし、悲しいニュースも多い…)

 

話はずれましたが…、

そんなメンタルも体もボロボロで不安定なママを、産後の数ヶ月サポートしてくれるのが、この産後ケア施設。

日中や深夜などに新生児を預かってくれるだけでなく、右左もわからず不安な新生児の世話に助産師さんなどが的確なアドバイスをくれたり、励ましてくれたりします。

また疲れや緊張をほぐすためのケアの一環として、リラックスできるエクササイズや骨盤ケアやアロママッサージをおこなっている施設もありますよ。

産後ケアで身体をしっかり休め調子を整えることで、その後の育児も改めて気持ちを切り替え、心身ともによい状態で行えるようにサポートしてくれます。

 

 

綾瀬産後ケアとは?

今回宿泊したのは、最近セレブの間でも話題のマームガーデン 葉山ではなく、自治体の助成対象となった「綾瀬産後ケア」。

「綾瀬産後ケア」は綾瀬駅か徒歩2分のところにある産後ケアに特化した施設。

高級感があるわけではない施設ですが、とても清潔でしたし、何よりスタッフさんなど多くの方が優しすぎ「天国か…」と思えるところでした(T  T)

もちろん、気になった点もあるので、そのあたりも正直に記録で残そうかなと思います。

 

どんなに大事でも、赤ちゃんの世話って辛くなる…

欲しくて欲しくてたまらなくて望んでようやく授かった大事な赤ちゃん。

とはいえ、とってもよく泣くのが赤ちゃんですよね。

なぜでしょうか、赤ちゃんの鳴き声って、親をノイローゼにさせるパワーがある…。

親にとって、心地よいオルゴールサウンドだと親に世話をしてもらえないから、きっと親にとって不快な鳴き声に、人間の進化の過程でなったのでしょうか。不思議です。

ちなみに調べたところによると、赤ちゃんの鳴き声は、あえて人間が聞くと不快なヘルツ(救急車などくらいのヘルツ?)になっているそうです。これは、一人では何もできない赤ちゃんが自分を気にかけて守ってもらうために、そのように進化したらしいです。

(人間ってすごい!)

 

とにかく乳児のお世話では、毎日鳴り響く鳴き声、昼夜問わない15回〜20回の授乳、数えきれないおむつ替え(ゴミ箱やばい…すぐ溢れる。オムツ値段高騰…助けてー)、

そして脳を不快にするヘルツの鳴き声で気持ちがボロボロ状態…。

 

さらに、私の場合は上の子の赤ちゃん返りもあり、若干ノイローゼ気味になっていました。

 

もともとメンタル弱めですが、自分が自分でいれない状態がずーっと続いて辛かったので、産後ケア施設を予約できて、宿泊を待ちに待っていました!

 

綾瀬産婦人科・綾瀬産後ケア宿泊体験

綾瀬産婦人科・綾瀬産後ケア〜産前産後切れ目ない、ママに寄り添う総合施設〜

 

通常宿泊は1泊2日で6万円ほど?らしいですが、区の助成で一日2500円ほどで宿泊できました。一泊二日で5000円、一日追加ごとに2500円増えます。

 

こちらは、チェックインが9−10時代と午前から。

普通のホテルは15時なので、そのあたりから違いますよね。

ちなみに、到着後すぐに赤ちゃんを預かってもらえます!

乳児を連れて移動だけでもドキドキなので、「ふうぅ〜っ」て感じで、気が楽になります。

また、部屋に入った後、少しずつ、希望の過ごし方、やりたいことなどのヒアリングを受けます。

事前に考えておくと良いかも。

希望にもよりますが、頼めば授乳時以外と食事直後以外、また深夜以外は赤ちゃんを預かってもらえます。ただ、どうしても預かって欲しい場合は、深夜も預かってもらえますよ。

 

改めて、産後ケアって何してもらえてるの?

正直泊まるまでよくわかってなかったのですが、印象は出産後の病院での入院の延長をちょっと自由度が増して過ごせる感じ?でした。

産後ケア施設やホテルによって、リラックスのみを目的にしているところだったり、地域と連携してママをサポートしていこうとしていたり目的は違うようですが、利用して感じたおすすめのポイントを、以下にまとめます。

 

●何より、赤ちゃんを預かってもらえる!

→経験豊富な助産師さんたちが、面倒を見てくれます。毎日赤ちゃんとだけ向き合って、かつ泣きまくられると本当にノイローゼになりかねないので、少しでも赤ちゃんと距離を置けるって気持ちを整える意味でも大事なのかも。部屋を出て、すぐに頼れる存在がいるってだけで、各家族で頼る人がいないママはメンタルに良いと思います。

→ただし、自室で見ないといけない時間もあるので注意。ずっと預かってもらえると思ったら違います!

→また、授乳時は基本自分でやるので、完全に預かって一人でのんびりーっというわけないは行きません。ちょっと疲れマックスの時は、もう少し見てほしいなーと思いました。

→自身の通院などがあれば、その間も預かってもらえるらしい!助かる!

 

●病院よりじっくり子育てのアドバイスをもらえる

→経験豊富な助産師さんたちより、アドバイスをしてもらえたり相談に乗ってもらえます。

多くの方が、「天使か!」と思うくらい優しいです。産後ってメンタル弱いので、本当に話を聞いてもらえるだけで泣きそうになっちゃいました。

→授乳のやり方、オムツの変え方、赤ちゃんとの関わり方、ミルクの適量、などなど、特に新米ママが知りたい情報を色々と長い時間かけて教えてもらえます。病院での入院は、体の回復がメインですが、産後ケアホテルは、体の回復に加えて、育て方のアドバイスをじっくりと受けることができます。

 

●病院と繋がっているので、薬の処方も可能

→綾瀬産後ケアは病院が運営しているので、赤ちゃんやママのちょっとした薬なら処方してもらえて、とても助かります。乳児を連れての病院が良いは移動だけでもしんどいので。

 

●病院食より良い食事が出る

→綾瀬産後ケアは、決してリゾート的な産後ケア施設ではないですが、それなりにちゃんとした食事が出ます。私の出産は「THE 病院」的なところだったため、入院中は本当によくある感じの病院食でしたが、こちらの産後ケア施設は、それなりにクオリティーのある食事が楽しめます。ちょっと味が薄かったり、気になる店もありますが、母乳のため、だったりするのかも?

「すっごく豪華」ではないですが、見た目も食べるのがたのしみになる工夫のされた食事で、味もまあまあでしたよ。

赤ちゃんの世話をしていると、本当に食事って貴重な楽しみ。特に産後1ヶ月は、1ヶ月検診まで基本新生児とは外に出れずつきっきりなので、食事の楽しみはママにとって大きいはず。



●ちょっとした外出はOK

→病院だと、入院中外出はできませんが、こちらの産後ケアホテルは短時間ですが、希望すれば外出ができました。

ただ、外出勝手にできず、スタッフさんへ伝え鍵を預けないといけません。

一応セキュリティの観点でもこのようになっているようです。そりゃあ大事な新生児がいるフロアは誰でも勝手に入れたら困りますので、安心です。

 

エステも受けれる

→癒しが必要なママには嬉しすぎます。産後は赤ちゃんを置いて、病院すら行くことが難しいので、ましてやエステなんて行けるわけがない!ですが、こちらは施設内にエステの施術室があるので、助産師さんに預かってもらいながらゆっくりエステを受けれることができます。

産後のボロボロの体、ちょっとでも癒しが欲しい。

エステは、アロマを選んで瀬術を行なっていただくスタイル。

エステのせ術は合う合わないあると思いますが、エステティシャンさんはすごく素敵な方で、正直せ術ではなくお話に癒されました(笑)

●その他

→ホテル要素もあるので、ディカフェのドリンク飲み放題だったり、嬉しいサービスもありました。また、フォトスポットもあったりと、余裕があれば色々楽しめそうでした。

ただ、私はそんなニューボーンフォトを取る心の余裕がなかったので汗(でも写真は後で見返すときっと嬉しい)、スタッフさんと一緒に撮る時間などを設けてもらえると嬉しいなーと思いました。

 

その他(施設についてなど)

●お部屋と施設

差額の発生するお部屋にもよりますが、一番ベーシックはお部屋はベッド、冷蔵庫、テーブルと椅子、クローゼット、洗面台、テレビ、ケトル、があり、トイレとお風呂以外は全部お部屋で完結できます。

廊下に出ると、すぐにトイレ、シャワー室、洗濯室(有料、洗濯、乾燥それぞれ200円程度で洗剤は置いてありました)、またフリードリンクやシャワー時のアメニティーが置いてあります。

 

●上の子や家族などは?

パパ向けのプログラムはありますが、上の子を連れての宿泊などはできないようです。

こういう施設で、上の子も面倒を見てくれるような施設ができれば、上の子と一緒に時間を過ごしつつ休息も取れるので良いのになーと思いました。

 

お水は一本サービスらしいです。



こちらは廊下に置いてあるアメニティ。

化粧水やシャンプーなどもあるので、ブランドにこだわりがなければ持ってくる荷物は最小限にできますね。

また、カフェインレスのハーブティーも置いてあります。

 

●フォトスポット 遊びエリアも

 

その他、かなり様々な種類の赤ちゃんグッツを自分で試すこともできました。

赤ちゃんによって何が寝付きが良くなるかなども違うので、色々と試せるのは良いですね!

赤ちゃんグッツって場所をとる上に使う期間も短いので、ここで試して、よかったものを買ったりレンタルすれば無駄もないですよ。

●費用について

足立区、荒川区葛飾区などのエリアのママは助成対象なようなので、かなり安いお値段で宿泊できます。詳しくはお住まいの区に都言わせると良いと思います!

ただ、産後2ヶ月以内など制限があるので、早めの予約がオススメですよ。

 

●その他

基本何かあればお部屋の電話で呼ばれます。病院と違って、お部屋に急に看護師さんがどんどん入ってきて…なんてことはないのでプライベートを保てます^^^

 

まとめ

産後を労ってくれる産後ケア施設。

病院から退院して、いきなり子育てなんて各家族化が進むと難しいですよね。

このような産後ケア施設を上手に利用して、産後の大変な時期を上手に乗り切ってはいかがでしょうか。