子供を授かって、育てられるって、素晴らしいこと。
頭ではわかっている。
今、この胸の中にいる小さな姿は、あっという間に大きくなって、
小さな手、
その手に、ギュッと大事そうに握りしめているホコリ、
ビクッと寝ている時に動くしぐさ、
ぽんぽんのおなか、
万歳で両手をあげて寝る姿、
カニさんのように開いた足、
首にためたホコリ、
腕にできたムチムチのおだんごリング、
そんな、いとおしい全ても、きっとすぐに過去になり、懐かしむ日がやってくる。
そして、この子の母でいられることを、誇らしく、嬉しく思いながら、
でも、やっぱり行きていると、時々、しんどくなる。
どんな時にしんどくなるか考えると、
子供とずっと過ごして、周りの人と話せなかったり、
夫の理解がなかったり、
ママ友付き合いにつかれた時。
産む前は、行き詰まったらどうしていたんだろう。
たしか、何か嫌なことがあったら、「もう嫌だ」って、
ちょっとリフレッシュに外に出でたり、
買い物したり、遠出したり、いろんなことをしてリフレッシュしていたんだっけ。
でも、それができない。
そう、
「もう疲れた」
と一瞬でも投げ出すなんてできないのだ。
大事な子育てを、投げ出したいなんて思わない、というのも事実。
でも、母親も人間で、時々そういう時間がないと、潰れそうになってしまう人もいるんじゃないかな。
周りにできることは、話しかけてあげたり、気遣ってあげること。
コロナで、あまりできないけれど、知らない街のおばちゃんからの、赤ちゃんの笑顔や、ママへの声かけが、ちょっとした救いになることだってあるはず。
コロナで引きこもることが多い今、
そんな風にふと感じたので、とりとめなく書いてみました。
ああ、でもやっぱり、この子の寝顔が、映画おが一番いやしてくれるのかもしれない。