アメリカで昔(1962年)からチープで手軽に食べれるファーストフードとして愛されているタコベル。
現在世界に約6000店舗を展開しています。
アメリカによく行くことのある人なら、一度はモールのフードコートや道路沿いでこの看板をみたことがあるのではないでしょうか。
安い価格帯のファーストフードとして、アメリカではマクドナルドか、もしくはそれ以下のコストを気にする層をターゲットにしているイメージを持っているチェーン店。
余談ですが、以前キャメロンディアスも売れ出す前の超貧乏時代に、
「ポケットの数ドルで、タコベルを買って友達と分け合って食べて過ごしてたわ」
と語っていましたが、それくらいアメリカでは"低コストを愛する層に支持されているお店"というイメージです。
そんなタコベルが、4月21日若者の街渋谷道玄坂にオープンしました!
でも、実はこれ日本初進出ではないのです。
数年前に大阪(?)に進出したものの失敗して撤退したという、日本では苦い経験を持つタコベル。
今回は、「日本の今の時代が、アメリカのファーストフードへのニーズが高まっており、合っている」ということを考慮し、万を辞しての再出店となっています。(タコベルPRさんの発言より)
また最近アメリカでも、野菜が多く取れ、油分も少ないメキシカンフードはブームとなっていることも後押しして、"アメリカもの"好きな日本人から注目を集めていました。
渋谷に行列が
たまたま渋谷をぷらりと歩いていたら長蛇の列が!▼
タコベルの主力メニュー
「タコス」(価格:日本店舗では320円〜)はトウモロコシや小麦粉が原材料の生地を焼いたものに、肉、レタス、チーズなどを入れたメキシカの庶民の食べ物。クリスピーな皮で手づかみで食べれるのも、"食べ歩き"、"運転中" "テレビを見ながら"などの「ながら食べ」が多いアメリカン人の間で広がった理由かも知れません。
同じく人気なメキシカンフードが「ブリトー」(価格:日本店舗では500円〜)。
肉、野菜、サルサ、ライスを入れてトルティーヤ生地で巻いたもの。
ちなみにトルティーヤで巻いて食べるブリトースタイルは、アメリカではサンドイッチのチェーン店サブウェイなどでもパンの代わりに選べるようメニューに加えられたりしておりアメリカでも馴染み深いハンディーフードです。
価格帯に関して言えば、時代と場所が日本ということもありおそらくキャメロンディアスが食べていたころと違って普通のお値段設定ですよね・・
とあるマーケティングの専門家さん曰く、タコベルが日本で成功する確率は50:50だそうです。
タコベルは企業としても人に語りたくなるような面白いトリビアをたくさん持っています。
タコベルに並んでる間、隣の友達に暇つぶし程度で語ってもらえる内容をまとめてみました。
一店舗めは、意外にもオシャレ文化の発信地カリフォルニア。
創業者はその名前の由来「ベル」さん。
「宇宙ステーション(ミール)のカケラが、海に浮かべられた12m四方の「FREE Taco Here!」と書かれた的に落ちればアメリカで無料でタコスを振る舞う」と宣言して話題に。結局当たらず、損失を抑えて上手に話題作りに成功しました。
エイプリルフールネタで大炎上事件。→1996年4月1日アメリカの新聞ニューヨークタイムズに「タコベル、アメリカ政府の借金を減らすため自由の鐘を購入。名前をタコ リバティ ベルに改名」と載せたことろ、「悪ふざけが過ぎる」と国民から抗議が殺到したらしいです。
新しくきたアメリカからのお店に並ぶのが大好きな日本人ですが、これからマクドナルドのように日本人にも浸透して行くのか見ものですね。