羽鳥さんの「モーニングショー」で
年収の壁、無限地獄「働き損」改善は
と題した特集をやっていました。
子育てをしている身としては、とても気になります。
やっぱり、お金問題はいやでも頭から離れません…。
103万円の壁とは?
103万円の壁とは、夫婦でどちらかが正社員、どちらかがパートで働いている場合、103万円以上稼ぐと逆に手取りが減ってしまうという、謎の制度の現象のこと。
なぜそうなるかというと、所得税は、パートやアルバイトなどの非正規雇用者も課税されますが、非正規雇用者の年収が103万円以下であれば、所得税がかからず、年収が103万円をオーバーすると、超えた分に対して所得税がかかってしまうため、だそうです。
なぜ、こんな制度になったのでしょうか…。きっと頭のいい人たちが考えた結果こんなふうになったと思うのですが、労働人口の減っている現在では弊害以外の何者でもない気がして、すぐに国がサクッと変えて仕舞えばいいのに…と素人は思ってしまいます。
実際に、「103万円の壁のせいで労働時間をあえて減らしている」と回答したのは、なんと全体の6割。もっと働きたい、稼ぎたいと考えている人も多いんですよね、実際。
ちなみに、出演していた東大・山口慎太郎教授曰く、
「ここ数年でパートタイム労働者の賃金は3%上がっているが、労働時間は増えていない。理由は、この103万円の年収の壁、働き損のせい」
とのことで、やはり弊害になっていますよね、この103万円の壁。
この103万円の壁は、昔(昭和47年頃)、「標準世帯」を基準に考えられたらしく…、日本って先進国と言われていますが、こういう改訂は本当に政府の動きが遅い!
高額の税金をもらっているたくさんの政治家さん達は何をしているのか。
(そもそも、あんなに政治家さんっているのかな?減らしても実際影響なくて、その人達へ渡っている高額の税金を、困窮世帯に渡せば良いのに、と思ってしまいます)
防衛費とか、ただお互いの揚げ足を取り合うヤジの時間を言い合う時間よりも、もっと話すべきことは他にもある気がします…。
「異次元の少子化対策」、本気で頑張ってください岸田さん。お願いします!
ちなみに、出演していた東大・山口慎太郎教授曰く、
出産・子育てのために一度正社員を辞めてしまうと、その後正社員で働ける確率は実際かなり下がってしまう、だから、その時はベビーシッターなどでお金がかかり苦しくても、仕事を無理してでも続けることが、長い目で見て、良い収入に繋がる
とのことでした。
ただ、子育てって、子供といる時間の質が大事で、とにかく穏やかなメンタルな状態の親といることが何よりも子供にとって良い影響を与えるはず。
仕事に追われていると、ついつい子供に無駄にイライラして当たってしまったり…、私自身も反省点が多かったので、ベビーシッターなどのヘルプを無理に使ってまで、子育てをなんとか仕事をして乗り切る、なんて、子供のメンタルの成長には長期的に良い影響かは分かりません…。
保育園には正社員でないと…
また、今回はモーニングショーで取り上げられていませんでしたが(私も仕組みはよくわかっていないところがあるものの…)
0歳児は、保育園は正社員の仕事がないと入れるのが難しかったりと保育園に入れるのもハードルや手続きが本当に多く、パートタイムで仕事をして子供を保育園に入れる、ということも難しい可能性があります。
母親が楽をするという意味ではなく、まだ仕事がない母親ももっと保育園が入れやすかったら、日中の余裕ができるので、例えばその間にリスクリングをする、働きやすいところに転職活動をする、などのアクションが取りやすくなるのかな、と思ったり…。
モーニングショーでもコメンテイターの浜田 敬子さんがおっしゃっていましたが、子育てにはお金がかかるし、夫婦共働きで女性が自立しやすい社会に変えていかないと、今の時代にも合わない気がします。